N- (1-ナフチル) -マレイミド (I) の単独重合および共重合をアゾビスイソブチロニトリル (II) を開始剤として, テトラヒドロフラン中, 60℃で行った. 単独重合の初速度Rpは, Rp=k [I] 1.6・ [II] 0.55となった. kは速度定数である. 全重合反応の活性化エネルギーは24.4kcal/mol, 頻度係数は8.5×1011となった. I (M1) とスチレン (M2) との共重合におけるモノマー反応性比はr1=0.0, r2=0.15となった. また, I (M1) とメタクリル酸メチル (M2) との共重合におけるモノマー反応性比はr1=0.036, r2=1.89となり, これよりIのQ1, e1値を算出し, それぞれQ1=0.75, e1=2.0を得た.