可溶性ポリ (4,4′-ビフェニレン) の合成法を応用して, 1, 5-ジアミノナフタレン, 1, 4-ジアミノアントラキノン, 4,4′-ジアミノスチルベンなどから純粋なビスジアゾニウムクロリドを経て, ポリ (ナフチレン-1, 5-ジイル), ポリ (アントラキノン-1, 4-ジイル), ポリ (4,4′-ビフェニレンビニレン) などと関連コポリマーを得た. 単独ポリマーは軟化せず, 250℃以上の温度で発熱分解した. それに対して, メタクリル酸メチルとアクリルアミドモノマーとの共重合体は150~180℃で軟化した. 各試料のジメチルフォルムアミド溶液を用いて測定した粘度曲線にはポリ (4,4′-ビフェニレン) の粘度曲線に認められたのと同様なピークが0.2~0.05g/100ml濃度域に現れた.