部分エポキシ化シス-1,4-ポリブタジエンをカルボン酸共存下, 第二アミン溶媒中加熱反応させ, 得られた変性ポリマーを1H及び13CNMRで構造解析して第三アミン溶媒中の反応と反応スキーム, 変性ポリマーの性質の大まかな比較を行った. カルボン酸として乳酸を用い, モルホリン中でエポキシ化ポリブタジエンを反応させるとポリマー中のエポキシ環はモルホリンによって優先的に開環しており, カルボン酸による求電子的な開環構造 (エステル) ならびに乳酸塩 (アンモニウム) 構造は回収ポリマー中には少ない. 反応率を変えても第三アミンを用いた変性ポリマーのような水溶性はみられなかった.