近畿大学工学部電子情報工学科
1997 年 54 巻 7 号 p. 451-454
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
還元脱ドープ状態のポリアニリンを種々の温度で大気中熱処理し, その電子, 分子構造を可視紫外, 赤外吸収スペクトルから推定した. 190℃までの熱処理では酸化により比較的短いキノンジイミン構造をポリアニリン分子内につくる. 高温熱処理ではイミンはその数を減少し, 残ったイミンも分子鎖内, 鎖間結合のもとで不活発となる. このことが硫酸水溶液に浸漬したときのドーピングされにくさの原因であると考えられる.
合成繊維研究
高分子化學
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら