甲子園短期大学紀要
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介護福祉士養成と卒後教育の在り方
髙野 惠子
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2011 年 29 巻 p. 52-57

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抄録

要  旨 介護福祉士養成は、1986(昭和63)年に1500時間のカリキュラムで始まった。その後、2000(平成12)年に1650時間、2009(平成21)年に1800時間となり、社会の変容に合わせた教育内容の見直しが行われてきた。職場では即戦力となる実践力を求められる傾向にある。介護福祉士養成施設(以下「養成施設」とする)では実践経験を体系的に吸収する素地・感性をつくり基礎的なケアが実践できる介護福祉士を養成することが、本来の教育の目的であり責務である。(1)卒業後は、職場において継続的にキャリア開発支援を展開していく方法が一般的であり、「介護従事者の研修体系の在り方について」においても研修体系案が示されている。本稿では、卒後教育の在り方を、卒後研修会、教育資源の提供、キャリア開発支援の視点から考察した。

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