交通学研究
Online ISSN : 2434-6179
Print ISSN : 0387-3137
貿易統計に基づく港湾・空港の類型化
佐野 浩
著者情報
ジャーナル フリー

2008 年 51 巻 p. 139-148

詳細
抄録

日本の港湾・税関の状況を把握するため、1988年~2006年の貿易統計の貿易額と取引品目から、多変量解析により主要税関の類型化を行った。その結果、6つのクラスター(工業型、特定輸出型、二機能型、大規模多様型、空港型、中規模多様型)に分類でき、都市部の税関では多様な財を取り扱っているのに対し、地方部では特定の機能に特化している結果が検出された。またこの結果は、港湾・税関が存在している都市の特性と相関が強いものとなっている。

著者関連情報
© 2008 日本交通学会
前の記事 次の記事
feedback
Top