長野県野菜花き試験場
2012 年 2012 巻 59 号 p. 63-65
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2011年に,長野県中部地域のスイカ栽培地帯において,収穫時健全であった果実が市場に出荷後数日のうちに外果皮を残し,軟化腐敗する被害が発生した。腐敗症状を呈するスイカ果肉からは,白色,円形,全縁のコロニーが優占的に得られ,これら分離菌の接種により,原病徴が再現された。細菌学的性状等から,分離菌はPectobacterium carotovorum subsp. carotovorumと同定され,同菌によるスイカ果実軟腐病菌の長野県における初発生を確認した。
関東東山病害虫研究会年報
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