関東東山病害虫研究会報
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畑作物・野菜の虫害
明治大学黒川農場の露地栽培ナスにおけるヒメハナカメムシ類の種構成-開場から10年が経過した近況-
中村 晃紳村尾 啓斗糸山 享
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2025 年 72 巻 p. 68-71

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 神奈川県川崎市に所在する明治大学黒川農場において,造成から間もない2012年と,約10年が経過した2020年から2022年に,露地栽培ナスに発生したヒメハナカメムシ類の種構成を調査した。2012年の調査ではヒメハナカメムシ類の定着が確認されたが,その種構成は過去の知見に比べ,コヒメハナカメムシの構成比が高い傾向が見られた。2020年から2022年8月の調査でも,調査した2区画のうち1区画では,コヒメハナカメムシの構成比が高かったが,隣接して植栽されたオクラの影響も推察された。オクラと隣接しない他方の区画では,ナミヒメハナカメムシが優占したことから,耕地化からの約10年間で変化した周辺植生がヒメハナカメムシ類の種構成に影響を及ぼした可能性が推察された。

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