関東東山病害虫研究会報
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畑作物・野菜の虫害
施設栽培キュウリにおけるネコブセンチュウ被害根の残渣量と抜取り手法の違いが次作のセンチュウ密度に及ぼす影響
横山 薫 前田 宏美原 昌生池田 健太郎
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2025 年 72 巻 p. 77-80

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抄録

キュウリ栽培上で問題となるネコブセンチュウについて,増殖源の一つとして考えられる被害根の効率的な抜取り手法を検討するため,堀取機を用いて抜取る区(以下,機械使用区)と手作業による抜取りを行う区(以下,対照区)を設置し,根の重量および長さを比較したところ,機械使用区の方が多くの根を回収することができた。また,これにより根残渣の量に違いが生じたと考えられる両区において,次作のネコブセンチュウの密度推移を調査し,試験区間に差を与える要因を一般化線形混合モデルにより評価したところ,機械使用による被害根の抜取りは根残渣の量を減らし,ネコブセンチュウの密度抑制に寄与する可能性が示唆された。一方,根こぶ指数は両区で同等,もしくは機械使用区で高い値となった。この要因として,本試験は一部地域で定められている要防除水準と比較して高密度条件下で実施されたため,抑制効果が被害軽減には十分に達しなかった可能性が考えられた。

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