関東東山病害虫研究会年報
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コマツナモザイク症状株から検出されたウイルスとその病原性
竹内 純藤澤 一郎堀江 博道
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1997 年 1997 巻 44 号 p. 33-34

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抄録

東京都のコマツナ栽培圃場において採集したモザイク症状株や虫害性の奇形葉株から, ソラマメウイルトウイルス (BBW), キュウリモザイクウイルス (CMV) およびカブモザイクウイルス (TuMV) が検出された。これらウイルスをコマツナに戻し接種したところ, TuMVのみが激しいモザイク症状を示し, CMVは葉脈の透過程度の軽微なモザイク症状を示すかあるいは無症状で, BBVWには病原性は認められなかった。TuWに加えてCMVまたはBBWのどちらかまたは両方を混合接種しても, TuMV単独接種と病徴は特に変わらなかった。

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© 関東東山病害虫研究会
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