ディーフェンバキア軟腐病 (新称) の発生

抄録

1996年11月および1997年7月, 埼玉県内の園芸農家で栽培しているディーフェンバキア Dicffenbachia picta Scott に, 地上部の萎ちょう, 茎及び葉の軟化, 腐敗を生じる生育障害が発生した。原因を究明したところ細菌病であることが判明し, 病原細菌を Erwinia carotovora subsp. carotovora と同定した。病名を, ディーフェンバキア軟腐病としたい。