抄録
リンゴ炭疽病の病原菌は Colletotrichum gloeosporioides と C. acutatum が知られている。長野県のリンゴ主要産地の31圃場から炭疽病菌を分離したところ, C. gloeosporioides の分離比率が94%と高率であった。C. acutatum は調査した圃場の約16%で分離されたが, C. gloeosporioides の分離比率に比べて極めて少なかった。分離されたC. acutatum はPDA培地に赤い色素を産する系統と菌叢が灰白色を呈する2系統がみられた。