学習指導案,児童のワークシート,教師へのインタビューの活用を中心として,小学校の学級活動でエージェンシーを育成するための指導方法について検討を行った。授業は,OECDがLearning Compass 2030で提唱するthe Anticipation-Action-Reflection cycleで実践された。教師は個人的ウェルビーイングよりも集団的ウェルビーイング(Collective Well-Being)の重要性について指導案段階から意識していることがわかった。Think-Pair-ShareとOne-Minute Paperを用いた指導方法で,エージェンシーの感覚を多くの児童に意識させることができた。