杏林医学会雑誌
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多成分系未知物質の研究におけるゲルパーミエーションクロマトグラフの利用法について
関 末比古石井 幹太海保 幸枝
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1973 年 4 巻 4 号 p. 255-259

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抄録

最近, 高分子化学の発達などにより新しい充填剤(ゲル)が開発され, それを用いたクロマトグラフィーが医, 薬学系分野を始めその他のいろいろな分野で利用され, 高速化と共に一層その価値が認められている。著者らは工・医・薬学系分野で研究されているコールタールピッチ(多成分系未知物質)を材料にして, ゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)の分離能力について検討し, GPCの有用性を医学研究者に理解していただき, 研究に役立てていただけることを期待して本論文にまとめてみた。

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© 1973 杏林医学会
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