杏林大学医学部外科学教室(呼吸器・甲状腺外科)
2013 年 44 巻 3 号 p. 143-150
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肺癌はかって難治癌の代表であった。診断時にはそのほとんどが縦隔リンパ節転移・遠隔臓器転移を伴う進行癌でありその予後はきわめて悪いとされた。しかし,1990年以降は無症状CT発見症例の増加,有効な抗がん剤・分子標的薬剤の開発によりその診断学・治療学(外科治療・内科治療ともに)は劇的に変化した。本編ではそのような肺癌学のこれまでの歴史と現状について述べる。
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