九州病害虫研究会報
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トマトを加害する吸蛾類の飛来消長と点灯防除効果
嶋田 一明小林 研三古山 覚
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1968 年 14 巻 p. 67-69

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抄録
トマトほ場ほ飛来した吸蛾類は,アカエグリバ,ヒメエグリバ,アケビコノハ,ヒメアケビコノハ,キマエコノハ,ムクゲコノハ,ムラサキアシブトクチバ,であった。飛来量はアカエグリバ,ヒメエグリバ,アケビコノハ,の順で多かった。飛来消長についてはアカエグリバは8月中旬,ヒメエグリバは9月中旬,アケビコノハは8月下旬を中心に飛来すると思われた。時間別の飛来消長では,アカエグリバ,ヒメエグリバ,はPM7.30~8.00,アケビコノハ,はPM8.00~8.30が,飛来最盛であった。点灯防除効果は,飛来防止および収量の面でもかなりの効果が認められた。
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