九州病害虫研究会報
Online ISSN : 1884-0035
Print ISSN : 0385-6410
ISSN-L : 0385-6410
イネゾウムシの発生実態と防除試験
永野 道昭市川 伊三郎道添 英昭寺井 理治
著者情報
ジャーナル フリー

1976 年 22 巻 p. 100-101

詳細
抄録

長崎県におけるイネゾウムシの発生消長を明らかにするための調査を行い,不充分ながら次のように整理した。
長崎県での発生消長は,老熟幼虫で越冬し,4月下旬から翅芽が発達して,5月下旬以降に羽化した成虫が,8月中旬まで生息する型が主体であるが,成虫で越冬しそのまま6月中旬まで生息する型が一部混在する。
防除薬剤の選択については,供試した薬剤のなかから,1976年度防除基準に,エルトップ粉剤,オフナックM粉剤,エチルチオメトン・バイジット粒剤を採用した。

著者関連情報
© 九州病害虫研究会
前の記事 次の記事
feedback
Top