九州病害虫研究会報
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コガネムシの生態と防除に関する研究 2. 宮古島におけるアオドウガネ成虫の生態
比嘉 俊昭照屋 林宏玉城 俊吉
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1978 年 24 巻 p. 132-136

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抄録
1.宮古島における成虫の地上出現消長は,サトウキビ畑と原野とはほぼ同じ5月2半旬~3半旬に出現を開始し,5月4半旬~5半旬がピークとなった。予察灯へ誘殺されるピークは,成虫の地上出現より20~25日間遅れた。
2.地上出現時の成虫は65.3%が蔵卵形成していたが成熟卵はみられなかった。
3.成虫の寿命は飼育密度をかえても顕著な差は認められなかった。また,雌雄別の寿命は雌が平均25.8日,最長82日,雄では平均16.1日,最長61日であった。
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