九州病害虫研究会報
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アリモドキゾウムシへのタンパク質マーキングの試み
舞木 紀玲, 小濱 継雄, 松山 隆志, 河野 伸二
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2007 年 53 巻 p. 50-55

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抄録
アリモドキゾウムシ Cylas formicarius (Fabricius) 成虫にrabbit IgGを付着させ,ELISA法で検出するタンパク質マーキングについて検討した。浸漬処理では,1.0,2.5,5.0mg/ml IgG溶液処理個体から24時間後にIgGを検出できた。また,5.0mg/mlIgG溶液処理個体から,室内飼育条件(26℃,13L11D)で,28日間IgGを検出できたが,処理個体から無処理個体へIgGの汚染が高率で発生した。アルカリ性緩衝液(炭酸ナトリウム緩衝液,pH9.6)を希釈液に使用することで,汚染率は低減されたが,0%ではなかった。さらに,医療用ネブライザーを用いた噴霧処理で付着するIgG量を調整した結果,アルカリ性緩衝液で1.5mg/mlに希釈したIgG溶液100μ1/10頭を処理することで,汚染率を1.0%に低減できた。しかし,全ての処理個体からIgGを検出できる期間は処理7日未満であった。以上の結果から,IgGの浸漬および噴霧処理は,アリモドキゾウムシ成虫に対するタンパク質マーキング法として使用できないと判断された。
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