九州病害虫研究会報
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熊本県天草地域におけるカメムシ類による温州ミカン幼果期の加害が収穫期の果実品質に及ぼす影響
杉浦 直幸, 古川 珠子, 瀧崎 祥光, 三角 正俊
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2007 年 53 巻 p. 86-89

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抄録
2006年5月上旬から8月上旬にかけて熊本県天草地域に集中的に多飛来した果樹カメムシ類による温州ミカン幼果期の加害が,収穫期の果実品質に及ぼす影響を調査した。調査開始の8月7日から収穫日までの落果は,9月中旬の台風の通過直後にわずかに観察されたのみで,落下した果実のカメムシ類による加害程度も比較的軽度であった。このことから,8月上旬までの加害で落下しなかった果実の大多数は,収穫期まで樹上に残ると考えられた。カメムシ類による幼果期の加害程度と収穫時の果実品質の関係を解析したところ,加害による口針鞘数や剥皮不良箇所数が増加するにつれて,「豊福早生」では着色遅延,糖度上昇,クエン酸含量の低下抑制が,「宮川早生」ではクエン酸含量の低下抑制がみられる傾向にあった。
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