本解説では、筆者が委員として参画した東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会街づくり・持続可能性委員会における検討経過を追いながら、東京 2020 大会における持続可能性への配慮の概要について紹介する。持続可能性に配慮した運営計画では、「より良い未来へ共に進もう」を最上位のコンセプトとし、「気候変動」、「資源管理」、「大気・水・緑・生物多様性等」、「人権・労働・公正な事業慣行等への配慮」、「参加・協働、情報発信(エンゲージメント)」の 5 つを主要テーマとして、各々に大目標となるキーワードと具体的な目標を掲げた。筆者が中心的に関わった資源管理分野を中心に、ライフサイル評価ないし環境負荷・環境影響の定量的 評価の対象として興味深いと考える事業の例についても触れる。資源管理分野の主要プロジェクトの事例として、小型家電かリサイクルした金属を金銀銅のメダルに用いる「みんなのメダルプロジェクト」などが挙げられる。