2025 年 11 巻 p. 63-74
生体内アミノ酸バランスは健康状態を鋭敏に反映するバイオマーカーとして、リスクスクリーニングとして有用である。血漿遊離アミノ酸を短時間で正確に測定する為、プレカラム誘導体化LC/MS 法を開発し、併せてSI トレーサブルなアミノ酸標準物質の整備を行った。採血~測定に至る全ての工程の血漿アミノ酸特有の安定性を検証し、バリデートされた手順に基づき健常人の血漿遊離アミノ酸の基準範囲を定めた。様々な領域でアミノ酸の有用性の認知が広がる中、クロマトグラフィーを使わない簡易アミノ酸分析の手法が今後重要と考えている。