中国海南島産Gerontha属(鱗翅目,ヒロズコガ科)の1新種
2006 年 57 巻 2 号 p. 132-136
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2006 年 57 巻 2 号 p. 132-136
Gerontha薦は日本と韓国の南部を含む東洋区とオーストラリア区に分布し,22種が記録されている.著者らは中国南部の海南島でGerontha属の種を採集し,検討したところ新種であることを確認したので記載した. Gerontha flexura sp. nov. 本種は,雄交尾器のuncusが単一の突起である(二叉しない)こと,valvaの復縁中央に小突起をもち,valvaの背縁基部から特異な突起が伸長する点でG. dracunculaにもっとも近縁であると考えられるが,aedeagusが先端付近で腹方に曲がること,valvaの背縁基部から伸長する突起が紡錘状であることで識別できる.雌は未知.
