日本物流学会誌
Online ISSN : 1884-6866
Print ISSN : 1349-3345
ISSN-L : 1349-3345
コンピュータ利用による輸配送計画システム (CVRS) 導入の効果に対する評価要因に関する一考察に対する評価要因に関する一考察
臼杵 潤高橋 輝男北岡 正敏
著者情報
ジャーナル フリー

1999 年 1999 巻 7 号 p. 116-128

詳細
抄録

配送計画 (VR) とは1台以上のトラックで商品を集荷したり配送するための計画を立てることである。VRはさらに時間の指定などをともなう輸配送計画システム (VRS) に発展してきた。VRやVRSは個々の配送車をコスト最小でかつ顧客が満足のいくような経路計画を立案することである。本研究では配送車のコストが最小となり、かつ顧客が満足のいくような経路計画を立案するためのCVRSについて導入にともなう評価要因について検討したものである。VRSの機能は物流サブシステムを構成するものである。輸配送システムについて戦略的側面、戦術的側面それに作業レベルからの側面について検討する。ここではCVRS導入にともなう評価要因を組織面からの評価要因と個人の満足度からの評価要因から分類した。そして、組織面からの評価要因として計測可能要因と主観的評価要因から分類した。個人の満足度としては一般的な満足度要因、技術的な側面要因、作業の満足度要因それに個人の満足度要因からその項目を整理した。

著者関連情報
© 日本物流学会
前の記事
feedback
Top