抄録
仁川国際空港の開港とともに、韓国の航空貨物市場と荷主のニーズ動向が大きく変化している。したがって、本論文は仁川空港の開港による今後の航空物流体系上の問題と改善案を示し、既存の金浦空港貨物ターミナル施設の政策的な活用方案を提示する。
研究の範囲は空間的に仁川空港及び金浦空港の航空貨物ターミナルであり、内容上にはフォワーダを中心とする韓国内航空物流産業の動向把握と仁川及び金浦空港の航空物流体系上の問題点、海外先進空港の貨物施設及び物流システムの事例研究、金浦空港貨物ターミナルの活用方案の提示である。
総合的な観点から分析した結果、金浦空港貨物ターミナルは仁川国際空港を支援する “Air Cargo Complex” として活用する必要がある。