日本物流学会誌
Online ISSN : 1884-6866
Print ISSN : 1349-3345
ISSN-L : 1349-3345
百貨店物流共同化モデル構築に関する実証的研究
小川 藤彌千葉 博正
著者情報
ジャーナル フリー

2004 年 2004 巻 12 号 p. 25-32

詳細
抄録

都市物流において、都心部交通問題と環境負荷問題を同時に解決することが必須条件である。そのために、経済的効果と社会的コスト低減というトレード・オフの関係にある二つの問題を両立した解決策を見出していくアプローチが必要になる。都市物流は都心小口多頻度配送の問題を有しており、札幌市の都心百貨店グループを対象に物流共同化モデル構築を行い、本モデルによるシミュレーションや実証実験を通して最適解を見出していくアプローチ方法について研究を行った。なお、共同化モデル構築の研究に併せ、地域物流ニーズ調査、百貨店物流システムの実態調査、共同集配モデルの設計等のアプローチにより多面的に都市物流問題ヘアプローチを行った。今後、都市物流効率化アプローチ方法を一般化すべく研究をしていきたい。

著者関連情報
© 日本物流学会
前の記事 次の記事
feedback
Top