日本物流学会誌
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知識共有がもたらすサプライチェーンの革新
百貨店とアパレルとの協業的取引事例より
下村 博史
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2004 年 2004 巻 12 号 p. 81-88

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抄録

SCMは企業の経営管理手法として広く認知されている。しかし、現実には、商取引を行なう二社間の協業関係が未成熟であるために、SCMの主要な課題とされる企業間の情報共有さえも進展しない状況にある。真にSCMを成功させたい企業は、¢事業目標、データ、プロセス、そして知識を含む広義の情報共有£に踏み込むべきである。このような広義の情報共有は、組織間学習による相互の企業イノベーションをもたらす。この企業イノベーションの連鎖こそが、SCMにおける情報共有の意義なのである。

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