日本物流学会誌
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病院において震災時の救急初療に必要な医薬品の量の推計方法に関する基礎的研究
石川 友保長田 哲平海老原 弘次井出 博生苦瀬 博仁
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2007 年 2007 巻 15 号 p. 129-136

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抄録

震災時の被災地内の病院には多くの負傷者が来院し、医薬品が不足する可能性がある。また震災直後は道路の不通や情報伝達の混乱等により、被災地外から医薬品が届かない可能性もある。このことから病院では震災に備えた医薬品のロジスティクス・システムを構築する必要性は高い。
本研究の最終的な目的は、震災時等の救急初療において、滞りなく患者を治療できる体制を整えるためのロジスティクス・システムの構築にある。そのための基礎的な研究として、本稿では病院における震災時の救急初療に必要な医薬品の量の推計方法を提案することを目的とする。

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