抄録
本研究は、日本の大学における外国語としての英語(EFL)授業において、反転授業モデルの中で H5P インタラクティブ動画を活用し、アクティブ・ラーニングを促進する方法を探究したものである。学習管理システムMoodle を用いて、学生は授業前にクイズやプロンプトなどのインタラクティブ要素を含んだ短い解説動画にアクセスした。本研究の目的は、学生の体験に対する認識を明らかにするとともに、今後の H5P 動画がアクティブ・ラーニングの支援にどのように活用できるかについての洞察を得ることである。動画の視聴履歴に基づく活動ログや授業後のアンケート調査、および自由記述から得られた質的データの分析により、大多数の学生がこの形式に対して肯定的な反応を示したことが明らかになった。さらに、動画の活用は学習内容の理解を深め、授業内でのアクティブ・ラーニングの機会を高める効果があることが示唆された。一方で、すべての学生が毎回動画を視聴していたわけではなく、アクセス制限機能などによるアカウンタビリティの確保が課題として浮かび上がった。本稿では、H5P と反転授業の組み合わせによる教育的効果について考察し、インタラクティブ動画を語学教育に導入する際の実践的な提案を行う。