抄録
学習管理システム(LMS)である Moodle は、世界中の教育機関においてますます重要な役割を担っている。これらのプラットフォームのセキュリティ維持は最重要課題であり、サーバーインフラストラクチャやアプリケーションソフトウェアの更新に細心の注意を払う必要がある。本研究では、日本における Moodle の運営状況のセキュリティ体制を調査し、特にソフトウェアバージョン情報の公開状況と、旧バージョンが使用されている割合に焦点を当てた。126 の Moodle サイトを対象とした調査の結果、セキュリティ意識の低さが明らかになった。大多数のサイトがバージョン情報を公開しており、サポート対象外またはパッチ未適用の Moodle コードを実行していることが判明した。これらの結果は、日本の教育機関における Moodle の更新や全体的なセキュリティプロトコルに関する管理体制の改善が急務であることを示唆している。