2020 年 37 巻 p. 7-11
全く新しいコンパクト・クロスオーバーSUVとして誕生したCX-30は,日本の美意識を礎とし深化したマツダのデザイン・テーマ『魂動(こどう)-SOUL of MOTION』を採用した新世代商品の第2弾である。「引き算の美学」のもと,研ぎ澄まされた強い生命感を表現した。
多くのお客様に支持されるよう高い実用性を持ちながらも,「世界で最も美しいクロスオーバーSUV」というあい反する高い目標を掲げ,課題のブレークスルーによりそれらを高い次元で両立した。デザイン・コンセプトは『Sleek&Bold』(スリーク・アンド・ボールド)とし,伸びやかな美しさと,SUVらしい力強さが融合したプロポーションを創造した。
室内は『人馬一体』・人間中心の思想と,日本の伝統的な建築にも見られる「間」の考え方に基づき,ドライバー・コックピットの「包まれ感」と,助手席の「抜け感」を対比させた。また細部に至る徹底的な創り込みによる高い質感に加え,内装色は4つのコーディネートにより,お客さまの歓びとライフ・スタイルをサポートする。