松江市立病院医学雑誌
Online ISSN : 2434-8368
Print ISSN : 1343-0866
松江市立病院老人性痴呆疾患センターの6年間の経験 現状と今後の課題
乙部 有紀郎角田 京子青戸 智子内田 多恵子藤本 一夫今岡 雅史安達 武平
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1998 年 2 巻 1 号 p. 1-5

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抄録
6年間における相談者数は399例で,延べ相談件数は1,377件であった.初回相談時の平均年齢は,男性77.1歳,女性78.4歳,全体では77.9歳と高齢になってからの相談が多かった.相談時の痴呆症状・問題行動では,「もの忘れ」が78.9%,「見当識障害」が61.7%と高率であった.相談のうち,340例で鑑別診断を行い,脳血管性痴呆が201例,アルツハイマー型痴呆が73例,その他が66例であった.その対応では,当院受診が138例,当院入院が91例,継続相談70例,他施設入院が57件であった
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© 1998 松江市立病院
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