松江市立病院医学雑誌
Online ISSN : 2434-8368
Print ISSN : 1343-0866
若年者大腸癌の3例
ジャーナル オープンアクセス

1999 年 3 巻 1 号 p. 45-50

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抄録
最近7年間に30歳未満の大腸癌症例を3例経験したので報告した.1例目は25歳女,横行結腸癌(高分化腺癌,ss,n(-),ly2,v1,P0,H0)で左半結腸切除術が施行された.しかし術後2年3ヵ月で腹膜播種再発のため死亡.2例目は28歳女,下行結腸癌(中分化腺癌,se,n(-),ly2,v1)で左半結腸切除術が施行された.手術時既にP3,H2の状態で術後4ヵ月目に癌性腹膜炎のため死亡した.3例目は26歳女,S状結腸癌(中分化腺癌,ss,n3(+),ly2,v1,Po,H0)でS状結腸切除術が施行された.術後5ヵ月目にS7に肝転移を来たし現在制癌剤の肝動注を施行中である.以上,3例とも女であり深達度の深い脈管浸襲陽性の進行癌であった.また,いずれも予後不良な経過であった.その原因は明かではないが,来院の遅れが大きな要因と考えられた
© 1999 松江市立病院
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