松江市立病院医学雑誌
Online ISSN : 2434-8368
Print ISSN : 1343-0866
乳癌術後,胸部接線照射後に生じたBOOPの1例
小西 龍也井川 克利野津 長原田 祐治
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キーワード: 乳癌, 胸部接線照射, BOOP
ジャーナル オープンアクセス

2002 年 6 巻 1 号 p. 85-89

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抄録
58歳女.主訴は発熱,咳嗽,喀痰.右乳癌で部分的乳房切除術後,内分泌療法と残存乳房に対して計50Gyの放射線照射を受けた.照射終了5ヵ月後,発熱,咳嗽が出現し,胸部レントゲン上照射野に一致して浸潤影が出現しており,放射線肺臓炎と診断され,プレドニゾロン投与により改善した.しかしその後再び発熱出現し,照射野外に新たに浸潤影が出現していた.プレドニゾロンの投与により改善したが,又,別の部位に浸潤影が出現した.気管支肺胞洗浄では,総細胞数,リンパ球比率の増加とリンパ球サブセットではCD4/CD8比の低下を認め,経気管支肺生検では器質化肺炎像がみられ,Bronchiolitis obliterans organizing pneumoniaと診断された
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© 2002 松江市立病院
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