廃棄物資源循環学会誌
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特集:2R推進への動き
2R研究の現状と課題
――2R効果指標の可能性――
山川 肇橋本 征二田崎 智宏藤井 実
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2011 年 22 巻 4 号 p. 300-307

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抄録
本稿では,今後の2R研究の進展に向けた基礎的情報を提供することを目的として,これまでの2R研究を概観した。2R研究のうち,2R行動の発生抑制効果や環境負荷削減効果の推定研究,発生抑制可能量の推定研究,2R推進プログラムの効果推定研究,2R行動の要因分析研究などを簡単に紹介した。その上で,物質使用量の構造分解に基づいて2R行動を類型化し,それを踏まえた2R効果の指標体系を提案している研究を取り上げて,その考え方を紹介した。またあわせて,2R研究に求められる役割,今後の課題を抽出した。
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© 2011 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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