2010 年 41 巻 4 号 p. 267-271
1) 学生によるSP参加型演習の評価では,「SPの有用性」「緊張感ある実施」「演技のリアリティ」「フィードバックの有用性」において高い評価が得られた.また,SPへの提案として,症状の表現方法の改善や厳しいフィードバックの必要性を挙げていた.演技に関することはSP自身が苦手とすることでもあり,フォローアップしていくことが必要であると考える.
2) SP参加型演習は,学生にとっては臨場感を持ち,SPからのフィードバックにより演習への取り組む姿勢や専門職としての認識を形成することのできる学習の場であった.