医学教育
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総 説
シリーズ : 初期臨床研修と医学教育 (第5回) 地域医療現場からみた卒後臨床研修
日本医学教育学会卒後・専門教育委員会安井 浩樹青松 棟吉石原 慎小西 靖彦清水 貴子高橋 弘明高橋 誠中川 晋望月 篤
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2018 年 49 巻 3 号 p. 207-211

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抄録

 地域医療研修は2004年に卒後臨床研修制度が開始されて以来, 必修分野として現在に至っている. 研修の現場は, へき地や遠隔地の診療所から市街の保健所まで多岐におよんでいる. 地域医療研修を充実させ, よりよい研修医を育てるためには, プログラム責任者の役割が重要である. 震災被災地での地域医療研修や, 北海道と鹿児島の研修医の交換研修などユニークな研修も行われている. 充実した地域医療研修は, 地域でもとめられ世界的にも注目される, 持続可能で新しい日本の保健医療システムをつくるための人材育成に不可欠である.

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© 2018 日本医学教育学会
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