メソドロジー研究部会報告論集
Online ISSN : 2759-5684
我が国の motivational strategies の研究動向の概観:CiNiiデータベースを用いたシステマティックレビュー
田中 博晃
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2024 年 16 巻 p. 34-50

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抄録
本研究の目的は,システマティックレビューの手法を用いて我が国の英語教育分野でのmotivational strategiesの研究動向を把握た上で,それらの研究成果を統合する試みを行うことである。国立情報学研究所のCiNiiデータベースから抽出・スクリーニングした過去10年(2023年~2014年)に発行された英語教育分野のmotivational strategiesに関する論文を11編を分析した結果,我が国で最も多く行われたmotivational strategiesの研究は「実践の省察と提言」で,研究対象はすべて大学生だった。motivational strategiesの有効性を評価した研究は3編で,それらすべてでDörnyei (2001)のmotivational strategiesが用いられていた。これらの研究結果を統合した結果,日本人大学生にはグループやクラスの雰囲気作りという基礎的な環境を創出するmotivational strategies,教育課程,学習事項,教材,タスク,アクティビティなどを学習者の内在的な目標などの実用価値と関連づけることで,学習者の興味関心をひくというmotivational strategiesの有効性が高いと考えられる。
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© 2024 外国語教育メディア学会(LET)関西支部メソドロジー研究部会
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