大阪大学 [日本]
2023 年 10 巻 p. 143-162
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地方創生がいわれる中、島根県は人口減少に「島根創生」を掲げて取り組んでいる。本稿ではまず、地域の課題を扱う 研究のあり方として、客観的で距離を置いた視座から社会全体の構図を捉える「生態系」観察アプローチを提案する。続 いて、これを用いて島根県が直面している人口社会減の構造を整理し、人口社会減に関与するステイクホルダーの実践を検討し、解決の困難な課題状況を明らかにする。最後に、地方県島根における人口社会減の構図を「バスタブモデル」として提示する。
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