Medical Imaging Technology
研究論文
動き追従型時空間フィルタを用いたX線透視画像のノイズ低減技術
高野橋 健太荻野 昌宏
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34 巻 (2016) 3 号 p. 157-164

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抄録

医用X線透視画像を対象としたノイズ低減アルゴリズムを提案する.X線透視は患者や術者の被曝低減のために低線量で実施することが求められるが,その一方で,低線量に起因するノイズによって画像の視認性が悪化する.従来のノイズ低減手法は,運動物体に残像が発生することや,多量のノイズを除去しきれないこと,計算量が多くリアルタイム処理が難しいことが課題となっていた.この問題を解決するため,提案手法では,画像全体の情報を用いて画像間の動きを頑健に検出し,その動きに追従させながら局所領域の類似度を尺度に時空間フィルタを適用する.本提案手法は,残像を抑制しつつノイズを低減することを少ない計算量で実現し,かつ透視装置に求められる30フレーム/秒のリアルタイム処理を可能とした.

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© 2016 日本医用画像工学会
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