抄録
本研究は、集中治療領域におけるリハビリテーション教育において、チェックシートを活用した教育方法の効果を検証した。特に、集中治療後症候群(PICS)の予防を目的とした早期離床の重要性が高まる中、リハビリスタッフの知識とリスク管理能力の向上が求められている。本研究では、2019年から2022年にかけて、集中治療領域に従事する新規スタッフに対し、チェックシートを用いて評価を行い、理解度の変化を観察した。チェックシートは、神経、呼吸、循環、腎機能、感染予防など重要な項目を網羅し、年次ごとの教育内容の見直しを実施した。評価は自己評価形式で行い、年度内での点数改善を可視化した結果、スタッフの知識は着実に向上した。特に、「説明できる」と評価された項目が増加し、理解度の向上が確認された。今後は、技術面の教育強化や、チェックシートの項目精査を進め、より効果的な教育プログラムの構築が求められる。