抄録
訪問Cにおいて調理動作の再自立等という目標を達成し、終了後も身体機能の改善をみとめた事例について報告する。60代女性、要支援2、夫・息子との3人暮らし。左片麻痺、基本動作修正自立、ADL自立、家事一部実施。日中独居で配食サービスを週3日、家事援助を週2日利用。元々料理好きであった。①何か一品作れるようになる、②外出ができるくらい長距離を歩ける、③掃除をする、という3つの合意目標を立案、調理や掃除などの動作方法や自宅での運動メニューについての相談と助言を実施した。結果、3つの目標は満足度、達成度ともに向上し調理動作の再自立に至った。自宅での運動や散歩、掃除が習慣化し、運動機能の改善もみとめた。訪問C 終了後6か月経過時点でも維持され、運動機能においては更に改善していた。生活課題に対する合意目標設定、生活場面での相談と助言などが対象者の行動変容を促し、再自立や終了後の更なる改善に至ったと考えられた。