2019 年 30 巻 1 号 p. 18-23
高齢化社会の中で心不全患者が増加する「心不全パンデミック」が到来している。高齢心不全患者は重複障害を合併していることが多く,心大血管リハビリテーション施設だけではなく,他の疾患別リハビリテーション施設,介護老人保健施設そして在宅とあらゆる場面でコメディカルは循環器疾患と向き合わなければならない。コメディカルとして,基礎疾患,服薬などの治療内容,ペースメーカー設定,栄養状態などをよく理解し,リスクを管理しながら活動時の評価をおこない,身体機能障害を改善させることが求められる。また,ADL,QOLを向上させることに寄与するだけではなく,疾病管理によって心不全増悪による再入院の予防に向けた関わりをする必要がある。そして,長期にわたる患者サポートをおこなえるよう努め,アドバンスケアプラニング(ACP)について準備していくことが望まれる。