Papers in Meteorology and Geophysics
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孤立峰を越える二層流系の数値実験
大林 智徳
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1970 年 21 巻 4 号 p. 401-420

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抄録
hydraulic jumpの現象を調べるために密度が夫々相異なる二つの斉一・非圧縮流体からなる二層流体系が,孤立した障害物を越える三次元流について数値実験を行なった.
数値実験の結果をよく理解するために,まずこのような流体系で障害物を越える定常流の存在規準を線型化した取扱いを用いて二次元流に関して再吟味した.
数値実験は上の規準で分けられた定常流域で3例,非定常流域で3例行なわれた.定常流域では上流から下流まで連続な流れが得られた.一方非定常流域の実験では山蔭に弓状のjumpが発生した.この点は一層モデルによる実験の結果と同じである.しかし,前者では内部境界面の変動が自由表面の変動より大きい傾向にあるが,後者では逆の傾向が見られjump現象に伴う不連続的な流れの深まりは,上層で特に著るしかった.
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© 気象庁気象研究所
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