アンサンブル
Online ISSN : 1884-5088
Print ISSN : 1884-6750
ISSN-L : 1884-6750
特集「観測量と分子シミュレーション」
誘電緩和測定で見られる速い緩和とイオンの水和描像
久保田 陽二
著者情報
キーワード: 水和構造, 誘電緩和, 配向緩和, 生体内反応, ハイパーモバイル水
ジャーナル フリー

2013 年 15 巻 2 号 p. 81-85

詳細
PDFをダウンロード (1438K)
メタデータをダウンロード RIS形式

(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)

BIB TEX形式

(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)

テキスト
メタデータのダウンロード方法
発行機関連絡先
抄録
マイクロ波を用いた誘電緩和スペクトルの測定において, イオン付近の水に速い緩和成分が見られる事が知られている. 本研究では, 計算する物理量を検討して分子動力学シミュレーションを行うことで, 実験で見られる水の速い誘電緩和を再現した. 従来の水和描像では速い緩和成分をもつ水はイオンから中距離の層に存在していると考えられていたが, それよりも近い構造形成的な水和層に存在している事がわかった.
著者関連情報
© 2013 分子シミュレーション研究会
前の記事 次の記事
お気に入り & アラート

閲覧履歴
このページを共有する
feedback
 Top