2019 年 21 巻 4 号 p. 297-299
私は,2015 年 10 月に九州大学大学院理学研究院物理 学部門から新潟大学理学部物理学教室に異動しました. 研究は液体の理論的な立場から,溶液,液体の非平衡 状態や,相転移現象特にソフトマター系の結晶化など に取り組んでいます. 手法としては,非平衡物理学な どの統計物理学を中心とした理論が主で,分子シミュ レーションはほとんど使いません.「アンサンブル」に 記事を載せるのはおこがましいと思ったのですが,理 論系の研究室紹介もたまには良いと思いますので,最 近考えていることを少し書きます.