日本流体力学会誌「ながれ」
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すすの堆積を考慮した多孔体内の流れ解析
越智 文洋山本 和弘山下 博史
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2005 年 24 巻 5 号 p. 535-541

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抄録

近年, ディーゼル申1から排出される粒子状物質 (PM) を多孔体構造を持つフィルター (ディーゼル・パティキュレート・フィルター, DPF) により除去する技術が開発された.本研究では, 格子ボルツマン法により多孔体内にすす粒子が堆積する様子を解析した.その結果, すすが堆積するにつれて流れは大きく変化し, 圧力降下もより大きくなることがわかった.すすの堆積によりすすが吸着する面積も増加し, 堆積量は急激に増大することになる.また, 流人するすすの濃度が高いほど内部に吸着するすす量は増加した.

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