日本流体力学会誌「ながれ」
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縮む2次元定常流の限界線の計算例
斎藤 修
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1985 年 4 巻 1 号 p. 25-33

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抄録
縮む2次元渦無し定常流に対して流速と流れの関数を独立変数とする基礎方程式の解によって与えられる限界線が研究された.最初の3例は壁に沿う超音速流で, マッハ数によっては限界線が3個の部分に分れることや, 壁に沿う狭い連続流が存在する場合のあることが分った。次の例は渦を巻きながら吸い込まれる遷音速流の場合で, 円形に近い限界線がえられた.最後の例は近似解によって与えられる遷音速流であるが, それは2つの任意な壁の間の流れである。
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