星ヶ丘マタニティ病院 藤田保健衛生大学 愛知医科大学
名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学
2013 年 102 巻 1 号 p. 70-76
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IBSは頻度が高いFGIDである.病態には消化管運動異常,内臓知覚過敏,脳機能異常が複雑に関与する.診断基準としてローマIII基準が有名である.日常診療では「心身症:診断・治療ガイドライン2006」が有用である.検査結果で異常のないことを説明,重大な病気にはならないことを保証する.治療ではIBS治療ガイドライン(3段階方式)を活用する.医師がIBSの診断を的確に行い,良好な患者-医療者関係を築くことが治療効果をもたらす.
日本内科学会会誌
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