日本内科学会雑誌
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内科学会NEWS
目次
特集 高齢化に伴うMulti-problem症例の対応 在宅・クリニックから病院まで
Editorial
トピックス
MCQ
今月の症例
医学と医療の最前線
  • 穂苅 量太, 高本 俊介, 成松 和幸, 種本 理那, 堀内 知晃
    2024 年113 巻12 号 p. 2299-2305
    発行日: 2024/12/10
    公開日: 2025/12/10
    ジャーナル フリー

    食物アレルギーは乳児が最も多く罹患し加齢に伴い徐々に低下し,成人での臨床的重要度は少ないと思われていた.しかし近年,大人の食物アレルギー疾患が増加し注目されている.成人ではIgE非依存性食物アレルギーがより重要であり,海外で特に有病率が増加している.好酸球性食道炎は本邦でも増加しつつあり,原因抗原の特定が困難なことから今後難治例が増加することも予想される.海外では新薬も上市されている.セリアック病は細胞性免疫が機序であるが西欧での有病率は極めて高い.グルテン除去食が治療の基本となるが根治療法はなく,社会的にグルテン除去食が入手できる環境が必要である.長期グルテン除去食に伴う脂肪肝が問題となり,新たな治療薬の開発が進んでいる.本邦ではセリアック病の有病率はまだまだ低いが確実に罹患者はおり,今後増加するか慎重に見届ける必要がある.

  • 辻田 賢一
    2024 年113 巻12 号 p. 2306-2312
    発行日: 2024/12/10
    公開日: 2025/12/10
    ジャーナル フリー

    狭心症症状を有する患者の半数以上は,冠動脈に器質的な閉塞病変を有さないことが報告されている.閉塞性病変が無いが故に非心臓性胸痛と誤認されかねない疾患群であるが,2017年に“冠動脈閉塞を伴わない心筋虚血(ischemia with non-obstructive coronary artery disease:INOCA)”という疾患概念が提案され,冠攣縮性狭心症と冠微小循環障害が2大成因,エンドタイプと考えられている.その後,INOCAのエンドタイピングに向けた包括的・侵襲的診断手順が推奨され,一部のランダム化比較試験では,層別化されたエンドタイプ特異的薬物治療戦略も報告された.いまや虚血性心疾患を扱う内科医には,このINOCAの2大要素である冠攣縮性狭心症と冠微小循環障害の病態と診断,治療と予後を認識し,適切な精査加療に導くマネジメントが求められる.

専門医部会
シリーズ:一目瞭然!目で診る症例
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