日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
最新号
選択された号の論文の18件中1~18を表示しています
内科学会NEWS
目次
特集 血友病治療の最新の進歩
Editorial
トピックス
MCQ
シリーズ:診療ガイドラインat a glance
今月の症例
医学と医療の最前線
  • 中込 一之
    2025 年114 巻7 号 p. 1297-1303
    発行日: 2025/07/10
    公開日: 2026/07/10
    ジャーナル フリー

    アレルゲン免疫療法(AIT)は,病因アレルゲンを投与することで,アレルギー症状を緩和する,あるいはアレルギーそのものを治癒させる可能性もある治療法で,皮下注射による免疫療法(SCIT)と舌下免疫療法(SLIT)がある.喘息に対するダニSCITは,ダニ感作アトピー型喘息で呼吸機能が正常な症例が適応であり,喘息症状と気道過敏性を改善し,薬物投与量を減少させる.アレルギー性鼻炎にも効果あり,その結果,喘息症状の改善にも寄与する.ダニSLITは,アレルギー性鼻炎が保険適用疾患であるが,鼻炎合併喘息患者では使用可能である.さらにAITはアレルギー性疾患の自然経過を修飾することが示唆されている.AITは,新規アレルギー疾患発症を予防したり,新規アレルゲン感作を抑制したりする可能性が報告されている.またAITは標的アレルゲンだけでなく標的外アレルゲンで誘導される免疫応答も抑制し,さらにinterferon応答を増強することで下気道感染を抑制する可能性が示唆されている.

  • 中嶋 秀人
    2025 年114 巻7 号 p. 1304-1311
    発行日: 2025/07/10
    公開日: 2026/07/10
    ジャーナル フリー

    細菌性髄膜炎は急速に進行し生命を脅かす重篤な感染症であり,神経救急疾患として適切な早期対応が求められる.近年,その診療体制は大きな転換期を迎えている.一つは迅速診断技術の進歩であり,FilmArray®髄膜炎・脳炎パネルの実用化により約1時間での病原体同定が可能となった.しかし一方で,肺炎球菌における薬剤耐性化が進行しており,特にカルバペネム系抗菌薬への耐性率上昇が新たな課題となっている.これらの状況を踏まえ,患者背景に応じた適切な経験的治療の選択と,複数の抗菌薬の併用戦略の重要性が増している.さらに予防医学の観点からは,新たな結合型ワクチンの定期接種化や次世代ワクチンの開発が進められている.本稿では,これら診断・治療・予防の各側面における最新の進歩と課題について概説する.

内科学会からのお知らせ
feedback
Top